~基礎工事 part 2&土台引き~
皆さんこんにちは~工務部イジュです!
10月も半ばが過ぎましたが昼間はまだ真夏みたいな沖縄!さらに10月は海水浴を楽しめるラストシーズン~って事で、この暑さならまだまだ海入れるかな♪と思い先日行ってみたら・・・
甘くみてました・・・太陽カンカンなのに寒すぎて震えていました笑
1度水中から上がってまた入った時がなんとも言えない寒さでまるで我慢比べ状態>_<
これから海水浴ラストシーズンを楽しむぞ~~って方は、長袖や風を通さない素材の上着など万全の防寒対策をオススメします>_<
それでは前回の基礎工事とは何??の続きをお話しますˆ∪ˆ
配筋検査無事合格~の後は↓↓
基礎コンクリート打設
ポンプから送られるコンクリートを流し込み、コンクリートバイブレーターという棒状の機械で振動を与えていきます
コンクリートは骨材(砂や砂利)とセメント、水を混合してつくられていますが、製造時や運搬時に大小の気泡が存在してしまいます
振動を与えることで、コンクリート内部の余計な気泡を取り除き、骨材やセメントを均等に分布します
そうすることで密度の高いコンクリートが出来上がり、コンクリートの強度が増します
適切な時間、適切なかけ方で行わないと材料が分離しやすく隙間ができたり、クラック(ひび)が発生しやすくなったりしてしまうので、見た目以上にとても重要な作業です
形状がとんぼに似ていることから「とんぼ」と呼ばれるT字型の棒のようなもので、コンクリートの高さを調整し平らに均していきます
最後に表面を金ゴテでツルツルに仕上げていきます
見た目の良さだけでなく、コンクリートの亀裂を防ぐ役割も果たしています
立上りコンクリート打設
立ち上がりの型枠を組み終え、アンカーボルトや、ホールダウン金物を設置したらコンクリートを打設します
基礎コンクリート打設の時と同様にしっかりバイブレーターで振動を与え、コンクリートが隅々に均等に行き渡るようにします
上端には開き止めをつけてバイブレーターの振動などで型枠が開かないように固定
まっすぐ飛びでているのが土台と基礎を繋げるアンカーボルトと、柱を直接基礎と留めつけるホールダウン金物と呼ばれる長い金物
型枠の中にコンクリートを打っただけでは基礎は水平になりません
そこで天端均し(てんばならし)といってコンクリートを打設した後に、レベラー(流動性が高いモルタル)を流し込んで基礎の上端を水平にする作業をしていきます
基礎の水平が取れてないと家全体の歪みに繋がってしまうのでとても重要な作業になります
必要な養生期間が過ぎ型枠が撤去されると基礎の完成です
【南城市S様邸】
足場が組みあがり設備屋さんが先行配管中
土台引き開始です
基礎の上に床下と外部の換気をしてくれる基礎パッキンを敷き、アンカーボルトの位置出しから穴の加工
裏返した大引きに鋼製束(基礎のない部分の床を支えるもの)を取付けをします
鋼製束は金属製のため、白蟻や湿気で腐朽による心配もなく、ジャッキになっているので大引きの乾燥収縮に対する束の高さ調節を可能に
メンテナンスにも適しています
土台を敷いていき、座金とナットが一体化したハイブリットⅡ丸座金と呼ばれる座金でアンカーボルトと土台を固定していきます
この丸座金には座掘り機能(切り刃)が付いているため、座金の締め付けと一緒に木材を削ることで座金を木材にフラットに納めることができます
掃き掃除も細かなところまで行います
現場がキレイだと気持ちが良いですよね~作業効率もUPです
土台と土台の間に大引きの設置も終わり
鋼製束とコンクリートは、ウレタンボンドで固定
樹脂のような弾力性があり木工用ボンドとは違い完全には固くならないため、膨張収縮による木材の動きに対応でき床や床下のコンクリートに使用すると床鳴りの解消になります
土台、大引きの敷き込みが完了
大引きの上には根太(ねだ)という補強部材を、大引に対して垂直に入れ床を支えます
床合板張り
根太の上に合板を敷いて、床の下地が完成です
次はいよいよ上棟です