進捗in南風原町!!
皆さんこんにちは~工務部イジュです!
皆さんは記憶力の低下を感じたことはありますか?突然ですがホムンクルスという人形をご存知でしょうか??
カナダのペンフィールドという脳神経外科医が考案した人形なんですが、私達の全身の機能を司る脳の中でも特に、思考や記憶、自分の意思による運動を司る大脳皮質と、身体のどの部分がどれくらいの割合で関係しているのかを表しています!
その人形を見ると手や指、舌がとても大きく、その部分の感覚情報がどれだけ大きく影響を与えているかが分かりますよ~
気になった方は是非、ホムンクルス人形で検索してみて下さい☆
よく手先を動かすと認知症になりにくいとか耳にしますが、実際に手をよく使う事で脳の血流量が10%程度上がるという研究結果があるそうです
そうなると・・・大工さんは手や足を毎日刺激してるので脳も常に活性化されていますねˆ∪ˆ
私も指を沢山動かして、脳を沢山刺激しながら皆さんに進捗をお届けしたいと思います♪
【南風原町K様邸】
断熱材やサッシ、枠も続々と取り付けられました
内壁の石膏ボードを貼る前に行われる下地補強
壁掛けテレビやエアコン、カーテンレールや鏡などを設置する箇所には、固定用の下地としてベニヤ板を入れていきます
下地補強をしていないところは石膏ボード一枚になっているため、そこにビスを打つとその部分が崩れたり、ビスがしっかり固定できず脱落したり、石膏ボードが破損してしまうことも考えられるので下地材の施工は欠かせません
和室三枚引き込みの鴨居(襖や障子などの建具を入れるための溝の部分)の製作中
溝の幅が、21mm (7分)溝と溝の間にある幅が、12mm (4分)
しぶひち(4分7分)と言って一般的な寸法が決まっています
柱と鴨居は凹凸で組み合わされていて凸の差し込む側は「ほぞ」、凹側は「ほぞ穴」と言い、ノミを使って穴をあけます
柱の微妙な反りや捻じれなど、癖を読み取りながら差し金を使って角度を鴨居にうつし、隙間が出来ないように取り付けていきます
この柱の癖をうつす作業を「光る」と言い、経験と技術が必要です
ここで大工さんのお手伝いをしてくれるのが半人役(はんにんやく)
鴨居をのせている受け木を大工用語では半人役(はんにんやく)と言いますが
光る作業をする際に、 鴨居を一人で支えながら柱にしるしをつけたりするのは難しい・・・
他の大工さんの手を借りて持ってもらうのも申し訳ない・・・
そんな時、他の大工さんの代わりに鴨居を落ちないように支えてくれる半分職人のような役割を果たしてくれるので、半人役と呼ばれているそうです
和室の押入れと天袋も形になってきました
床貼り
根太ボンドを塗布し、サネ(側面部の凹凸)をはめ込んだら打ち付けて固定していきます
無垢フローリングは水分を吸収、発散します
乾燥する時期は収縮、梅雨時期には膨張するので施工時期の湿度によって大工さんが隙間を調整しながら貼っていきます
斜めの玄関框にあわせ、玄関のフローリング貼りも後少しです
貼り終えたら作業中のキズ防止の為、すぐに養生をします
軒天(玄関ポーチや雨端)の天井板貼り
普段はあまり意識する事のない軒天ですが、意外に目の付く場所
色の具合などを仕分けして貼っていきます
桧のきれいな木目が広がります
基礎立ち上がり部分の仕上げ準備中
継目の補正や下地を作ったらいよいよモルタルを塗る仕上げ作業に入ります
屋根では瓦を引っ掛ける桟木が取り付けられ瓦の施工が進んでいます
ウォーターホール(水を通すための穴)
桟木の下部分が凹になっていて、瓦の隙間から入り込んだ雨水を流す構造になってます
倉庫では大工さんが太鼓梁の加工中
木の狂いやねじれがないかを確かめ、墨壺(すみつぼ)や曲尺(さしがね)を使用して、線を引き刻んでいきます
墨壺(すみつぼ)
墨汁で木材に直線を引くのに使う道具
糸車に巻かれている墨糸を引き出して、軽く弾いて転写したり、筆がわりに使う墨さしと呼ばれるもので印や文字を書きこみます