三和土とは・・・
皆さんこんにちは~工務部イジュです!
今日は太陽も顔をだしてポカポカ陽気でしたね(*´ω`*)
今週末も晴れ予報!!桜のシーズンもあとわずか!!
という事で・・・桜並木を散策するのもいいですね♪
寒緋桜の花言葉は、艶やかな美人!
鮮やかな濃いピンクの花を咲かせる寒緋桜にピッタリですね(^o^)
それでは本日の進捗です!
【宜野湾市O様邸】
ユニットバスの設置も終わり、キッチンカウンターや階段笠木の下地組みが始まりました
瓦は高級感漂う石州瓦の銀黒を採用
日本三大瓦の一つの石州瓦は、焼成温度1200℃以上で焼き締めているので、強く硬いうえ、塩害にも強く沖縄に適した瓦です
【本部町F様邸】
照明がつき浴室のタイル貼りも完了
タイルの色合いも桧とマッチし、見た目にも暖かな浴室に仕上がっています
和室には、空間に広がりがうまれる出窓
間もなく障子紙が入り完成です
上を見上げると葦簀(よしず)の天井
涼やかな印象を与え、茶室のような雰囲気を演出しています
寝室のエアコンは部屋の一部として溶け込み
アイアン調の支柱には木製の手摺が取り付けられます
外では左官職人さんが土間工事へ
突然ですが・・・
難読漢字チャレンジターイム
三和土
こちらの漢字何と読むか分かりますか??
さんわど
と読んでしまいそうですが・・・
たたき
と読みます
字面からは全く想像できない読み方ですよね
三和土(たたき)は、赤土や砂利などに石灰とにがりを混ぜて練り、塗ってたたき固めた素材で、3種類の材料を混ぜ合わせることから三和土と付けられたと言われています
現在では、コンクリート土間やモルタル、またタイルが貼られた土間もありますが、三和土はセメントがなかった時代から、日本の民家の土間を中心に用いられていました
練り上がった材料を敷き詰め、両手に取っ手がついたタコと呼ばれる道具で、押し固めます
さらに
たたき棒でたたいて
たたいて
たたき締めたら
最終仕上げはスポンジ拭き
水をかけて浮いてきたアマ(表面のセメント分)を拭き取ることで、綺麗な土の表情に
ぴっかぴっかの土間が出来上がりました
その工程は緻密で、配合が決まるまでに作ったサンプルは数知れず・・・
絶妙なタイミングでの見極めは、左官職人さんの腕が試される難しい手仕事です
何度も突き固める事で強度が増していく三和土
夏場の地熱や冬場の底冷えを和らげ、土の温もりが伝わる伝統工法です